封入体筋炎(指定難病15)

ふうにゅうたいきんえん
 

(概要、臨床調査個人票の一覧は、こちらにあります。)

筋生検は必要なのでしょうか。

診断において重要な点は、慢性の経過で手指屈曲や膝伸展などの特徴的な筋力低下の分布をとることが挙げられますが、筋生検によって特徴的な病理変化を確認することが必須となります。

この病気では癌が合併するのでしょうか。

多発筋炎・皮膚筋炎と異なり、封入体筋炎の患者さんで癌の発生率が一般に比べて高いということはありません。

食事や風邪予防などへの注意はありますか。

食事は嚥下機能の状態を見つつ、柔らかくする、液体にとろみをつけるなどの工夫が必要になることがあります。誤嚥性肺炎にも注意し、インフルエンザ及び新型コロナウイルス、肺炎球菌感染症の予防接種なども積極的に受けて下さい。

この病気では認知症が合併するのでしょうか。

一般に比べて、封入体筋炎の患者さんで認知症やパーキンソン病などの神経変性疾患の発生率が高いということはありません。

この病気では心疾患が合併するのでしょうか。

封入体筋炎の患者さんは、一般の人に比べて心筋梗塞のリスクが高いとされる研究がありますが、関連因子は複雑で明確な因果関係はまだ確立されていません。心疾患の合併例も稀に報告されているため、心血管系のリスク管理や定期的な心臓評価が重要です。

 

情報提供者
研究班名 希少難治性筋疾患に関する調査研究班
研究班名簿 
情報更新日 令和7年11月(名簿更新:令和7年6月)