筋疾患、神経系疾患、眼科疾患分野|マリネスコ-シェーグレン症候群(平成22年度)

まりねすこ・しぇーぐれんしょうこうぐん
研究班名簿 一覧へ戻る

1. 概要

マリネスコ-シェーグレン症候群は、小脳失調、精神発達遅滞、先天性白 内障を三徴とする乳幼児期発症の難治疾患である。程度は様々であるがミオパチーを呈し、筋病理学的には縁取り空胞を特徴とする。常染色体劣性遺伝形式をと り、その原因遺伝子(SIL1)が同定されている。

2. 疫学

稀少疾病であるが、患者数や頻度は不明。

3. 原因

SIL1遺伝子の変異による。

4. 症状


・3徴 
1) 小脳失調
2) 精神発達遅滞
3) 先天性白内障

・様々な程度のミオパチー

5. 合併症


低身長
低ゴナドトロピン性性腺機能低下症

6. 治療法

対症療法のみ。

7. 研究班

マリネスコ-シェーグレン症候群の実態調査と診断システムの確立班