胆道閉鎖症(平成21年度)

たんどうへいさしょう
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1. 概要

新生児または乳児において、胆管が十二指腸と左右肝管第二分枝の間のどこかで閉塞、欠損または破壊されたために、胆汁をまったく排泄できずに閉塞性黄疸を来たす疾患。

2. 疫学

約2,000人

3. 原因の解明

発症が胎児期と考えられる先天型と、これが出生後と考えられる後天型ともに、胆管閉塞の原因は不明である。

4. 主な症状

遅くとも生後3か月までに黄疸、淡黄(灰白)色便、褐色尿が出現することが多い。

5. 主な合併症

ビタミンK欠乏症による臍、頭蓋内出血

6. 主な治療法

肝門部空腸吻合術

7. 研究班

新生児・乳児胆道閉鎖症の総合的な管理(診断・治療)に関する研究班