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新たな診断・治療法開発のための免疫学的手法の開発

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難治性全身性自己免疫疾患は自己免疫現象がその発症機序といわれるが、その分子機構は未だ明らかではない。本研究では、自己免疫疾患の発症機序を分子レベルで明らかにし、その分子をマーカーにした診断法や、それをターゲットとした特異的治療法の開発を目的としている。

具体的には、1) 自己免疫の機序解明:樹状細胞、Th17細胞、制御性T細胞、NKT細胞等の免疫担当細胞の機能と自己免疫における意義 2) 自己免疫疾患成立の機序解明:自己抗体の産生機序と自己抗体の病原性の検討 3) 治療法開発:新規自己免疫疾患動物モデルでの疾患発症や増悪にかかわる分子の検討、および抗原特異的T細胞や転写因子に関与する新規分子を用いた疾患発症制御の検討を分担研究のテーマとして研究を推進している。

炎症性疾患に対しては、特定の炎症関連分子をターゲットにした治療が確立されつつあり、とりわけ関節リウマチにおいては人類は世界レベルで輝かしい実績を残してきた。一方、膠原病を代表とする自己免疫疾患に対する免疫関連分子をターゲットにした治療は、未だ世界的なコンセンサスを得たものはなく、さらなる研究開発の必要性が提言されている。わが国の基礎免疫学は世界的レベルにあり多くの研究成果を輩出してきが、基礎免疫学の成果と臨床免疫学を橋渡しする、いわば「応用免疫学」とよばれる分野の発達はわが国ではかならずしも十分とはいえない現状である。本研究は、基礎免疫学、臨床免疫学ならびに分子生物学の分野で世界をリードしている研究者で研究組織を構成し、難治性の全身性自己免疫疾患に対する診断法および先端的新規治療法の確立と開発を共同的かつ相乗的に行っている。