(17)奇形症候群分野|ヌーナン症候群 (Noonan syndrome)(平成24年度)
ぬーなんしょうこうぐん
            
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            1. 概要 |         |
|              細胞内のRas/MAPKシグナル伝達系にかかわる遺伝子の先天的な異常によって、特異的顔貌、先天性心疾患、低身長、鎧状胸郭、停留精巣、精神遅滞などを示す常染色体優性遺伝性疾患。  |         |
            2. 疫学 |         |
|              患者数は数千人以上と推測されているが、実態は不明。平成22年の本研究班における全国調査で520人の患者が報告された。  |         |
            3. 原因 |         |
|              ヌーナン症候群類縁疾患の原因遺伝子として、これまでにPTPN11、SOS1、KRAS、RAF1、SHOC2、   |         |
            4. 症状 |         |
|              特異的顔貌、先天性心疾患、低身長、鎧状胸郭、停留精巣、精神遅滞などが認められる。  |         |
            5. 合併症 |         |
|              ときに白血病を合併する  |         |
            6. 治療法 |         |
|              1)低身長に対する成長ホルモン投与   |         |
            7. 研究班 |         |
|              平成24年度「分子診断に基づくヌーナン症候群の診断・治療ガイドライン作成と新規病因遺伝子探索」研究班  |         |