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フィッシャー症候群ふぃっしゃーしょうこうぐん

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1. フィッシャー症候群とは

目が動かなくなり、身体がふらついてうまく歩けなくなる病気で、多くは風邪をひいたり下痢をしたりした後数日して急に症状がでてきます。ギラン・バレー症候群とよく似た病気と考えられています。

2. この病気の患者さんはどのくらいいるのですか

欧米の文献では、ギラン・バレー症候群は人口10万人あたり年間約1-2人がかかり、フィッシャー症候群はその約5%といわれています。 わが国では詳しい調査結果はありませんが、欧米より多いのではないかと考えられます。

3. この病気はどのような人に多いのですか

この病気のかかりやすさに男女、年齢、地域などによる差は知られていません。

4. この病気の原因はわかっているのですか

自分を守るための免疫系が異常となり自分の神経を攻撃するためと考えられますが、まだ完全にはわかっていません。かかりはじめの一番症状の強い時期に、ほとんどの患者さんの血液中に、神経に存在する「GQ1bガングリオシド」という物質に対する抗体がみとめられます。この抗体はこの病気の患者さんだけにみられるもので、これが自分の神経を攻撃する「自己抗体」としてはたらいている可能性があります。

5. この病気は遺伝するのですか

この病気は遺伝しません。

6. この病気ではどのような症状がおきますか

目が動かなくなるために物が二重にみえ、身体がふらついて歩けなくなります。物の飲み込みがうまくできなかったり、手足がしびれ力が弱くなることもあります。また目の症状のみの場合もあります。

7. この病気にはどのような治療法がありますか

血漿交換療法や免疫グロブリン大量療法の有効性が報告されています。また軽い場合はそのまま様子をみてもよくなってきます。ただし、当初はフィッシャー症候群でも、その後手足の力が弱くなるギラン・バレー症候群になる場合があり、その場合はギラン・バレー症候群と同じように全身管理を含めた治療が必要となります。

8. この病気はどういう経過をたどるのですか

ほとんどは数カ月でよくなり、普通は再発はありません。

情報提供者

研究班名神経・筋疾患調査研究班(免疫性神経疾患)
情報更新日 平成22年2月3日

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