|
家族歴、臨床像により臨床診断は可能であるが、遺伝子診断により確定診断が得られる。画像所見では、MRIなどで尾状核の萎縮、側脳室の拡大が見られ、病気の進行とともに脳萎縮が高度となる。
未発症者では、原則として遺伝子診断は行わない。遺伝子診断を実施する場合には、倫理的配慮および診断確定後のケアーが不可欠で、日本神経学会遺伝子診断のガイドラインを参照されたい。
代表的な鑑別すべき疾患を列挙する。
1) 脳血管障害(多発性脳梗塞、脳出血、硬膜下血腫、もやもや病、脳動静脈奇形など)に伴う舞踏運動
2) 薬物性舞踏運動(抗精神病薬、抗てんかん薬、抗パーキンソン病薬など)
3) 中毒性疾患(一酸化炭素中毒、有機水銀中毒、無酸素脳症、タリウム中毒、有機溶剤中毒など)
4) 脳腫瘍に伴う舞踏運動
5) 老人性舞踏病
6) 神経変性疾患に伴う舞踏運動
やPKAN:Pahtothenate kinase associated neurodegeneration (Hallervorden Spatz syndrome)などもこの群に含まれる。
(1) ハンチントン病類症型Huntington disease-like2
(CAG/CTG繰り返しを41回以上junctophilin-3遺伝子に認める)
(2) neuroacanthocytosis
(Levin-Critchley症候群,McLeod症候群,PKAN:Pahtothenate kinase associated neurodegeneration (Hallervorden Spatz syndrome)など)
(3) DRPLA
(4) SCA17
(5) neuronal ceroid lipofuscinoses
(6) 捻転ジストニア
(7) ミオクローヌスてんかんを来たす疾患群
(8) その他
7) 不随意運動を主症状とする代謝性疾患
(1) Lesch-Nyhan症候群
(2) Wilson病
(3) ライソゾーム病
(4) ポルフィリア
(5) その他
8) 顔面・舌ジスキネジア
9) 全身性エリテマトーデス
10) 妊娠性舞踏病
11) 電解質異常にともなう舞踏病
12) 多血症 |