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成人スティル病せいじんすてぃるびょう

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1. 成人スティル病とは

スティル病(スチル病ともいわれる)は、そもそも小児において、関節症状のほかに 発熱や、皮膚の発疹、リンパ節の腫脹などの全身症状を示す病気につけられた病名ですが、同様の症状が成人にも認められることが近年報告されています。これが成人ス ティル病(成人スチル病)といわれる病気です。

2. この病気の患者さんはどのくらいいるのですか

厚生省の研究班による全国調査から、全国では約1,100人の患者がいるものと推測されています。

3. この病気はどのような人に多いのですか

日本では男女比は約1:2です。大体20〜40歳代の比較的若い成人に多いようですが、まれに高齢者にもみられます。

4. この病気の原因はわかっているのですか

原因は不明ですが、ウィルスなどの病原微生物による感染がひきがねとなり、それに免疫異常がからんで発症するのではないか と考えられています。

5. この病気は遺伝するのですか

とくに遺伝性は証明されていません。

6. この病気ではどのような症状がおきますか

発熱、関節症状、皮疹が3大症状です。典型的には、発熱は夕方から夜間にみられ、 昼間は平熱であることが多いようです。関節痛は手関節や膝関節などにみられ、多くは関節の腫脹も伴います。皮疹は、発熱時にみられやすいピンク色の発疹で、かゆみ などの症状に乏しいため気づかれにくい傾向があります。そのほか、のどの痛みやリンパ節の腫脹もみられます。検査所見では、白血球増加や炎症所見、肝機能障害など を認めます。 また、血液中にフェリチン(組織中で鉄を貯蔵する役割を持つ蛋白)という物質が増加することも特徴です。なお、リウマチや膠原病で陽性になることが 多いリウマトイド因子や抗核抗体などの自己抗体(自己の組織成分に対する抗体)は、この病気では一般に陰性です。

7. この病気にはどのような治療法がありますか

非ステロイド抗炎症薬(いわゆる消炎鎮痛剤)とステロイドが基本的な治療薬です。多 くの患者さんでは、ステロイド(中等量)の投与で症状の改善がみられます。これで抑えられないときには免疫抑制剤を併用し、また関節炎が持続するときには、リウマ チの際に使われる抗リウマチ剤を併用します。

8. この病気はどういう経過をたどるのですか

再発は比較的多くみられますが、全身症状の経過は一般に良好です。ただし、長期間経過をみていると、リウマチのような関節の破壊がみられることがあります。

情報提供者

研究班名免疫疾患調査研究班(自己免疫疾患)
情報見直し日 平成20年4月30日

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