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血液・凝固系分野潜在性HTLV-1感染関連疾患(平成24年度)

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1. 概要

ヒトT細胞白血病ウイルス1型(HTLV-1)は、成人T細胞白血病・リンパ腫(ATL)、HTLV-1関連脊髄症、HTLV-1ぶどう膜炎の原因ウイルスである。前述の3疾患以外に、炎症性疾患や感染性合併症など、様々な疾患がHTLV-1関連疾患ではないかと疑われているが、実態は明らかになっていない。

2. 疫学

全国のHTLV-1キャリア数は約108万人と推定されている。HTLV-1によって発症する疾患のうちATLの発症数は、全国で1年間に1,100例余りとされている。HTLV-1関連脊髄症については、およそ3000人の患者がいるものと推定されている。HTLV-1ぶどう膜炎は、キャリアの約0.1%に認めるといわれている。他に、炎症性疾患や感染性合併症などがHTLV-1関連疾患と推定されているが、その詳細は不明である。

3. 原因

HTLV-1感染によるウイルスと宿主の遺伝的および免疫学的要因間の複雑な相互作用に依存すると推定されるが、その詳細は不明である。

4. 症状

それぞれの疾患特異的な症状を呈するに加え、慢性炎症所見を示すことが推定されるが、実態は明らかになっていない。
HTLV-1に感染している人(キャリア)の大多数は、健常人と同様な日常生活を送ると考えられているが、ごく軽微な症状は見過ごされている可能性がある。

5. 合併症

疾患の実態が不明であり、合併症についての知見はない。

6. 治療法

疾患の実態が不明であり、特異的な治療法は確立していない。

7. 研究班

潜在性HTLV-1感染関連疾患の発見と実態調査研究班