偽性低アルドステロン症 I 型
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■概念 |
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アルドステロン分泌は正常であるにもかかわらず、先天的な腎尿細管におけるNa再吸収とK排泄能の低下のため塩類喪失症候群 salt-wasting syndromeをきたす疾患群である。 |
■疫学 |
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比較的稀と考えられているが、正確な有病率は不明である。 |
■病因 |
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I 型偽性低アルドステロン症には2つのサブタイプ、すなわちI 型偽性低アルドステロン症A、およびI 型偽性低アルドステロン症Bがある。I 型偽性低アルドステロン症Aの病因はアルドステロン受容体遺伝子のヘテロ接合性変異であり、常染色体優性遺伝を示す。一方、I 型偽性低アルドステロン症Bの病因は腎遠位尿細管管腔側に存在する上皮性ナトリウムチャンネル(ENaC)を構成する3つのサブユニット(α、β、γ)を規定する遺伝子であるSCNN1A、SCNN1B、SCNN1Gのいずれかのホモあるいは複合ヘテロ接合性変異であり、常染色体劣性遺伝を示す。I 型偽性低アルドステロン症AおよびI 型偽性低アルドステロン症Bいずれにおいても、鉱質コルチコイド(アルドステロン)受容体の存在する腎遠位尿細管が結果としてアルドステロンに不応な ためNa再吸収不全をきたし低Na血症、高K血症、代謝性アシドーシスを呈する。Na再吸収不全のため循環血液量は低下し、二次性にレニン・ アンギオテンシン・アルドステロン系が賦活され、高レニン、高アルドステロン血症を呈する。 |
■予後 |
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病初期の低ナトリウム血症および脱水に対して補液を行い、その後、食塩を経口補充する。I 型偽性低アルドステロン症Aの多くの症例で1歳以降に食塩補充が不要となる。 I 型偽性低アルドステロン症Bでは1歳以降にも食塩補充を必要とすることが多い。 |
偽性低アルドステロン症 II 型
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■定義 |
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腎尿細管機能異常により高カリウム血症,高クロール血症性代謝性アシドーシス をきたすが,PHA Iと異なり塩類喪失症状はなく,循環血液量増大による高血圧を呈する疾患である。Gordon症候群ともいう。 |
■疫学 |
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稀な疾患と考えられているが、正確な有病率は不明である。 |
■病因 |
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本症の病因はWNK1あるいはWNK4のヘテロ接合性変異であり、常染色体優性遺伝を示す。遺伝子変異の結果、腎遠位尿細管および集合管におけるNaとClの再吸収増加とKの排泄障害を引き起こす。すなわち、糸球体濾過率に異常はなく、循環血液量増大による高血圧を示す。 |
■治療・予後 |
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食塩制限を行った上で,サイアザイド系利尿薬を使用する。予後は比較的良好である。 |
副腎ホルモン産生異常に関する調査研究班から |
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この疾患に関する関連リンク |
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偽性低アルドステロン症
ぎせいていあるどすてろんしょう
| 研究班名 | 内分泌系調査研究班(副腎ホルモン産生異常) |
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| 情報更新日 | 平成24年1月5日 |





