■定義 |
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心電図上の著明なQT時間の延長と,torsade de pointes(TdP)と呼ばれ,QRS軸の捻れを示す特有の多形性心室頻拍がみられる。TdPはときに心室細動に移行し致死的となる。QT時間は一般にBazettの式(QTc=実測QT(秒)/√RR間隔(秒)により心拍数による補正が行われ,補正値(QTc)が0.44sec1/2を超える場合を延長とする。 |
■疫学 |
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遺伝的には,常染色体性劣性遺伝で先天的な聾を伴うJervell‐Lange‐Nielsen症候群と,常染色体性優性遺伝で聾を伴わないRomano‐Ward症候群があり,遺伝形式のはっきりしない孤発例のものもある。就学前児童841,880名中23名にQT時間の延長を認めたという報告がある。 |
■病因 |
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近年,遺伝性LQTの原因遺伝子座が,第11染色体(11p15.5)に位置することが報告された(LQT1)。その後,現在まで4種類の遺伝子との連鎖が報告され,単一の疾患でないことが明らかとなった。更に,第7染色体と連鎖するLQT2ではCurranらによりKチャンネルをコードするHERG(human eag‐related gene)が,第3染色体と連鎖するLQT3ではNチャンネルをコードするSCN5A遺伝子の異常が報告された。 |
■予後 |
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MossらのLQT患者(QTc>0.44sec1/2)を1人以上有する328家系の前向き研究によれば,心電図を記録した2,020例中ほぼ半数にQT時間の延長が認められた。発端者は若年者(21±15歳)で,多くは失神などの心事故を経験し(80%),52%の症例でQTcは0.50sec1/2以上に延長しており,失神発作の誘因として怒りなど強い情動を47%に,激しい運動によるものが41%であった。50歳以下での若年死を147例(45%)に認め,そのうち20歳以下での死亡が57%を占めた。10年間の観察期間中に発端者では37%に,他のQT延長症例では5%に心事故が発生し,非QT延長症例では0.4%にすぎなかった。若年死亡例が多く早期発見及び治療が重要。 |
特発性心筋症に関する調査研究班から |
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家族性突然死症候群 (QT延長症候群)
かぞくせいとつぜんししょうこうぐん(QTえんちょうしょうこうぐん)
| 研究班名 | 循環器系疾患調査研究班(特発性心筋症) |
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| 情報見直し日 | 平成23年7月7日 |





